赤ちゃんが生まれてお母さんを取られちゃった。

栃木県の子供創作教室の先生から聞いた心温まる話。
教室で小学生の女の子が草原の中で後ろ向きで居る子猫の絵を描いたそうだ。
その子は最近元気が無く先生も心配していた。
事情を聞くとお母さんに赤ちゃんが生まれ自分をかまってくれなくなったとの事。
先生は絵で彼女を励ませないかと考えた。
教室の日、彼女が来た。
先生は彼女に一枚の絵を渡した。
彼女はその絵を見て泣きながら喜んでくれ、それから元気をとりもどしたという。
先生はどんな絵を彼女にプレゼントしたと思うか
考えてみてほしい。
自分だったらどんな絵をもらって嬉しいだろうか・・・。
先生が彼女にプレゼントした絵は・・・。
両手の中に小さな子猫が一匹こちらを見て座っている絵。その猫は彼女が描いた猫そのものだった。
先生は彼女にその絵を渡し
「こんなかわいい子猫拾っちゃた。とてもかわいいから私、この子猫家で飼おうと思うんだ。
かわいいでしょ。」と言った。
それだけで彼女の心は救われた。
赤ちゃんに親を取られていまい
自分はかわいがられなくなってしまった
と感じていた彼女の心は一瞬にして明るくなったのだ。
その話を聞いて、絵には人を元気にする力があるのだと感じた。