不登校な子供との関わり方

学校に行けない子供達で紹介したように
学校に行かない、行けないは生きるエネルギーが低下しているサインと判断して
親は、どうして学校に行かないのかを問い詰めないように気を付けたい。
子供の心を自分に置き換えて見て欲しい。
嫌だと思う所に無理やり行けという。
嫌だと思う所になぜ行かないと問い詰められる。
学校も家も居場所が無くなった子供の行き着く場所はどこか・・・。
そう、あの世。
子供達が求めているのは、共感すること、寄り添う事、痛みを分かってもらうこと。
全ての子供がそうとはかぎらないが、学校に行けない子供は集団が苦手という傾向がある。
賑やかな所に居るとどっと疲れてしまう。
人と話をすると疲れてしまう。
言葉を発する事が異様に疲れる。
など、疲れてしまう事が普通と言われる人より多いようだ。
では、どうしたらいいか・・・。
静かな場所へ連れて行く。
ドライブに連れて行きながら今何を感じているのか、どんな考えを持って生きているのか、
その人個人を尊重し人間対人間としてさり気なく聞いてみる。
そして共感する。「そうだよね」「そういう考えを持っていたんだ」「へ~」と。
話さなかったら子供を隣に乗せて自分は黙って運転をするでもいい。
それだけでも子供は気分転換になる。
夜景を見に連れていく、星空観測に連れていくなど考えれば静かな世界は沢山ある。
親に時間があるなら子供と一緒にハイキングに行き森の中で新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、
爽やかな小鳥のさえずりに耳を傾ける、
小川のせせらぎのキラキラした光の変化を見て来る。
登山も良いだろう。
山の中で釣りを楽しむ。
そんな癒しが子供の心を解きほぐしてくれる。
少しずつ、少しずつ生きるエネルギーに変わって行く。
子供はそれほど話をしなくても自分の事を考えてくれている事に気づいて行く。
ある日、突然子供から小さなプレゼントをもらったりして感動することもある。
そうやって、人間対人間の関りが出来て行く。
彼らは、普通と言われる人間より敏感で、繊細な感性を持っているだ。
その、繊細な感性を一人の人間として尊重することが大切なのだ。
勉強なんてやりたいと思えば後でも出来る。
高校も大学も何歳だって入学出来る。
それより、今の彼らを応援してあげてほしい。
彼らは困難な中を一生懸命生きているのだ。
好きだと思う事を思う存分させてあげてほしい。
そこから新たな発見や興味が生まれて来るかもしれない。
その時が来たら自然と自分で学びをするのだ。
焦らないで。どんと構えて一緒に頑張ろう。